第4話


何の変哲もない、ある一軒家の食卓。表札には「鹿島勇作・映子・瑞希(越後ゆかり)・崇」の文字。
「ある日。私はこの三人と家族ごっこをするようになった、それを誰かに伝えることは禁止されている。もし、そのルールを破ったら……本当の大切な家族が殺されるから」13か所の住所がすべて、霊魔の仕業による惨劇を予言しているのか。姉は何を伝えようとしているのか? 里桜を闇の中から見つめる黒い影。
その頃、里桜が探し求める闇を祓う鬼――鬼崎陣は今日もまた恐るべき霊魔と戦っていた。